SMILEco計測株式会社は2022年1月に起業した東北大学発ベンチャー企業です。超微量粘度計RSM-MV1は東北大学栗原研究室で開発された装置で、共振法を採用しているため、超微量の低粘度試料の粘度を精度よく測定することができます。最小2 μLの試料量で測定できます。
●共振ずり測定法:
2つの板の間に液体を挟み、上の板を横方向に振動させます。この時の共振の強度が挟んだ液体に粘度によって異なることを利用して粘度を測定します。
・試料量:最少2 μL~
・分解能:水 (1.0 mPa・s)とDEC (0.8 mPa・s)の差を測定できる。
・精 度:5 μLの試料で誤差2%
・粘度範囲:0.1~140,000 mPa・s(センサーなどの変更不要)
・測定時間:3分/1測定(プログラムにより測定と解析を自動で実行
・測定試料をその場で光学顕微観察可能
・試料に光照射しながら測定可能
●RSM-MV1の適用可能例
・個別電池の電解液
・ナノインプリンティング用樹脂
・ナノプリンティング用インク
・3Dプリンター用樹脂
・抗体などの少量で貴重な生物由来成分を含む薬剤
・血液(糖尿病、高脂血症など血液粘度異常をきたす疾患の発見・診断)
・細胞分散液