製品情報
高繰り返しOPCPA波長可変フェムト秒レーザー UltraFlux HR
製品詳細
概要
UltraFlux HRシリーズはコンパクトな高繰り返し波長可変フェムト秒レーザーです。
本シリーズは新しいOPCPAフロントエンド技術を使用する事により、フェムト秒再生増幅器が不要となり、加えて高いパルスコントラストを得ることが可能です。また長期の安定性を得る為に剛性の高いボードに各種部品は組み込まれています。システムはモジュール式の設計になっており、お客様のご要望に合わせてカスタマイズすることも可能です。
本シリーズのレーザーを使用することで、フェムト秒ポンプ–プローブなど、フェムト秒のレーザーを用いた新しい研究が行なえます。
■ パフォーマンス
特長
・繰り返し周波数:1 kHz
・波長可変範囲:750 nm ~ 960 nm (オプション:700 ~ 1010 nm)
・高調波オプション対応可
・パルス幅:40 ± 20 fs
・最大出力エネルギー:14 mJ @ 1 kHz
仕様
■ 仕様:UltraFlux HEシリーズ
主な仕様 1) | UltraFlux FT031k | UltraFlux FT31k | UltraFlux FT61k | UltraFlux FT141k | |
---|---|---|---|---|---|
出力エネルギー | Signal (@840 nm) | 300 μJ | 3 mJ | 6 mJ | 14 mJ |
SH 2) (@420 nm) | 60 μJ | 0.6 mJ | 1.5 mJ | 3.5 mJ 3) | |
TH 2) (@280 nm) | 15 μJ | 150 μJ | 0.4 mJ | 1.2 mJ 3) | |
FH 2) (@210 nm) | 3 μJ | 30 μJ | 100 μJ | 300 μJ 3) | |
繰り返し周波数 | 1 kHz | ||||
波長可変範囲 | Signal 4) | 750 - 960 nm | |||
SH 2) | 375 - 480 nm | ||||
TH 2) | 250 - 320 nm | ||||
FH 2) | 210 - 230 nm | ||||
スキャンステップ | Signal | 5 nm | |||
SH 2) | 5 nm | ||||
TH 2) | 3 nm | ||||
FH 2) | 2 nm | ||||
パルス幅 5) 6) | 40 ± 20 fs | ||||
パルスエネルギー安定性 7) | ≤ 1.5 % | ≤ 1 % | |||
長時間出力ドリフト 8) | ± 1.5 % | ||||
ビーム空間プロファイル | ガウシアン | スーパーガウシアン 9) | |||
ビーム径 10) | ~ 2 mm | ~ 5 mm | ~ 7 mm | ~ 15 mm | |
ビーム位置安定性 11) | ≤ 30 μrad | ||||
コントラスト比 12) | APEC(±50ps内) | 1010 : 1 | |||
Pre-pulse(≤ 50 ps) | 108 : 1 | ||||
Post-Pulse(> 50 ps) | 108 : 1 | ||||
ジッター 13) | Trig out | ≤ 100 ps | |||
Pre-Trig out | ≤ 50 ps | ||||
PLLオプション付 | ≤ 2 ps | ||||
偏光 | 直線、水平 | ||||
物理的特性 14) | |||||
レーザーヘッド(幅 x 長さ x 高さ:mm) | 750 x 1200 x 300 | 900 x 1500 x 300 | 900 x 1800 x 300 | 1200 x 2000 x 300 | |
電源(幅 x 長さ x 高さ:mm) | 553 x 600 x 850 | 553 x 600 x 1250 | |||
アンビリカルケーブル 15) | 2.5 m | ||||
使用要求 16) | |||||
電源 | 200 - 240 VAC、単相、47 - 63 Hz | 208 /380 /400 V、三相、50 / 60 Hz 17) | |||
消費電力 18) | ≤ 1 kW | ≤ 2 kW | ≤ 5 kW | ≤ 8 kW | |
冷却水 | - | 5 L / 分、2 bar、< 20 ℃ | |||
室温(周囲の温度) | 22 ± 2 ℃ | ||||
保管場所 | 15 - 35 ℃ | ||||
相対湿度(結露しないこと) | ≤ 80 % | ||||
クリーンルームクラス | ISO クラス 7 以上 |
「typical」とマークされたパラメータは仕様ではありません。
2): 高調波発振はオプションです。また同時の出力はできません。
3): 光学部品保護のため最大励起エネルギー10 mJ @ 840 nm。
4): オプション:700 nm – 1010 nm。
5): 標準のパルス幅は波長によって変わります。最短のパルス幅は840 nm付近です。
6): ”F10”オプションによりパルス幅<10fs。ただし波長は固定です。
7): 安定した環境下で平均出力エネルギーを正規化した値(RMS、60秒の平均化)。
8): 周囲環境の温度変化が±2℃以内の時のウォームアップ後8時間測定した値。
9): near-fieldで6-11次のスーパーガウシアン空間モード。
10): ビーム径はガウシアンの場合シグナル光の1/e2の位置で、スーパーガウシアンの場合FWHMの位置で測定。
11): 集光素子を使用して集光面でのビームの中心位置の動きで評価(RMS、30秒の平均化)。
12): 詳細はメーカーのカタログをご参照ください。
13): Trig out : 3.5V @ 50 Ω、Pre-Trig out : 1 V @ 50 Ω、PLL option : 1 V @ 50 Ω
14): システムサイズは仮のもので、お客様のレイアウトやオプションに依存します。
15): ご要望によりフラッシュランプ励起の場合は10 m、LD励起の場合は5 mまで延長できます。
16): 詳細はメーカーのカタログをご参照ください。
17): 電圧の変動の許容範囲は通常の値から-15 % ~ +10 %以内です。
18): 詳細はメーカーのカタログをご参照ください。
各資料
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03-6659-7541
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