高解像度冷却CCDカメラ　Atik 16200

Atik 16200は、35mmの対角線を持つAPS-Hサイズ、6μmピクセルサイズのセンサーを持ち、大型望遠鏡との観測に適しています。センサーサイズが大きいので、広範囲の夜空の観察や、関心のあるディープスカイエリアの拡大などに理想的です。
長焦点距離の測定でも、小さくて暗い対象物でも、詳細なイメージを取得することができます。画像サイズが大きいため、メインターゲットの関心領域をより詳しく見るために自由かつ柔軟に拡大することができるので、多くの天体観測用途に適します。

CCDセンサーは、乾燥し、結露のない環境のためにアルゴンパージ処理した密封チャンバー内に収納されています。また、2段ペルチェ素子と新型の強力ヒートシンクの導入により、高い冷却性能を実現し、Δt-45℃(typical)、最大Δt-50℃を達成します。これにより、気温が上がっても、低ノイズ画像を取得できます。Atikの高品質電源により、読み出しノイズはわずか9 e^–です。また、長期間安定して機能する、信頼性あるブレードシャッターも提供しています。

大きなサイズのセンサーのため、2 インチのフィルターがお使い頂けます。フィルターを使用する場合には、新フィルターホイールのEFW3 7ポジション2″フィルターホイールが役立ちます。EFW3をカメラ正面に取り付けると、バックフォーカスが41.5 mmになります。
カメラの前面プレートを取り外してホイールを直接取り付けることもでき、その場合はバックフォーカスが34.5 mmになります。カメラとフィルターホイールをカップリングさせるために、ATK0081 M54アダプターを使用すると、2インチ用フィルターホイールEFW2が使用できます。
これはAtik Airソフトウェアと完全互換性があり、セットアップに簡単に無線LANとイーサネット接続を追加することができます。

・高解像度　1600万画素
・冷却温度　ΔT ≧ -50℃
・読出ノイズ　9 e^–
・画素サイズ　6 x 6 μm
・モノクロ、カラーの両モデルから選択可能

■ 仕様 Atik 16200

■ Atik Largeモデル仕様一覧